今回はカービングを施したキーケースの紹介をします。
作品紹介
初めて本格的なカービングに挑戦してみた作品です。
キーホルダーは4連で、1つのサイズが大きくなっているのでスマートキーなど大きめの鍵も取り付けられるので非常に便利です。レザーマニアのオンラインショップで購入しました。
ステッチはネイビーとエンジが交互に出てくるように縫ったところもポイントです。
革は表側がヌメ革で内側は栃木レザーのネイビーとワインレッドを使用しました。厚さは本体が2mm、内側が1mmです。
外観
仕様
| 仕様 | |
|---|---|
| 革 | 表側：ヌメ革 2mm 内側：栃木レザー(ネイビー&ワイン)1mm |
| 糸 | エスコード(中細) 紺&エンジ |
| サイズ | 高さ120mm×幅65mm(展開時180mm)×厚さ25mm |
| 留め具 | ばねホック |
| キーホルダー | 四連キーリング付/ニッケルメッキ(協進エル) |
カービングデザインについて
本作品は表面にシェリダンスタイルのカービングを施しています。
ネットで見つけた作品を参考に自分でデザインを描いてみました。
カービングはスタジオタッククリエイティブ出版『男の革小物 レザーカービング編』を参考に勉強しました。
この本はカービングに必要な道具の説明が充実していて、手順についても写真付きで丁寧に説明してくれているのでこれからカービングを始めようと思っている方にはおすすめの内容となっています。
染色について
染色は以下の手順で行いました。
- バックグラウンドを ローパスバチック(焦茶)で染色する。
- 全体にレザーコートを塗布する。
- 協進エル社アンティックフィニッシュ(茶色)で凹部を染色する。
- 全体にレザーコートを塗布し、余分な染料を拭き取り&コーティングする。
バスケット柄の部分の染まり方が少しムラになってしまいました。
原因は②でのレザーコートで均一にコーティングできていなかったことが原因かもしれません。
後で知ったのですが、レザーコートは筆で表面に塗るというより、布等に含ませて革に浸透させるように刷り込むようにする方がいいそうです。
染色がカービングの最終工程であり、最大の難関だと思っています。失敗すると取り返しがつかないため、まだまだ修行が必要です(*_*;
型紙ダウンロード
以下から型紙がダウンロードできます。
使用する革の厚みに応じてサイズ等を調整する必要がある場合があります。
KeyCaseNo1KeyCaseNo2
最後までご覧いただきありがとうございました。
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