サラリーマン作家が作品・道具・手法を紹介します。

カードケース②(風琴マチ)製作日記~Day2~

それでは風琴マチのカードケース製作2日目を始めていきたいと思います。

前回は床革で試作品を作成し、改善点を洗い出し、型紙の修正を行いました。

今回はその続きからです。

前回の投稿をご覧になっていない方はまずそちらをご覧下さい。

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型紙の作成(裁断)

JW CADで前回完成させた型紙をプリントアウトして、厚紙に貼り付け、カッターで裁断します。

裁断には最近購入したオルファのデザインナイフを使用しています。

先端の角度が30度で、一般的なカッターと比較して鋭角になっているので細かい曲線などもカットしやすくなっています。

革を裁断するのにも十分な切れ味で、革包丁では裁断しにくい曲線部分や内側Rなどを裁断するのにも活躍してくれています。

ベタ漉き

試作品ではマチと仕切りパーツは床革を1mm程度まで漉いて作成したのですが、思ったより厚みが出てしまったので0.8mmぐらいを狙って作ろうと思います。

今回使用するヌメ革は厚さが1.5mm程度あったので、まずは豆鉋を使ってベタ漉きしていきます。

パーツの裁断

一枚革のままでは厚みが測れないので、ある程度の厚みまで漉き終えたらパーツの裁断を行っていきます。

パーツを裁断し終えて厚みを測ってみるとまだ1.0mmくらいで、厚みも一定ではなかったので、丸包丁で面を整えながらさらに薄くしていきます。

削りすぎないように慎重にやっていったので、ベタ漉きからここまで1時間半ぐらいかかってしまいました(;^ω^)

ようやく厚さが0.7~0.8mmになりました。

私が使用している厚みゲージはこちらです。

1300円ぐらいで購入でき、革の厚みを測るぐらいなら全然問題ないと思います。

この革の厚みはいくつだったっけ?と思うことがよくあるので購入してよかったなと思います。

ヘリ返し部分の段漉き

ハッチングエリアはヘリ返しを行うため、さらに薄くしていきます。

漉き専用に購入した丸包丁を使って漉いていきます。

研いだばかりなのでサクサク漉いていけます。

染色

今回は自分で革を染めてみようと思います。

本体部分と被せポケットは緑のローパスバチックで染めていきます。

仕切りとマチは茶色のローパスバチックで染めていきます。

始めの写真は染めた直後を撮影したものです。

次の2枚は染色して1日経過した後の写真です。

乾くと若干色が薄くなってるのがわかると思います。

でもちょっと色むらが出てしまいました。

染色するのは難しいですね。

さらに緑はイメージしていたよりちょっと明るいかなって感じです。

紺色でも混ぜてもう少し暗い感じにしていこうかなと思います。

厚みを調整するのにかなり時間がかかってしまいました。

もっといろんな厚みの革を購入した方が、効率よく作品づくりを進められる気がしますが、今回は漉き工程の練習もかねてやっていきました。

それでは、今日はこの辺で終わりにします。

また、次回お会いしましょう。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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