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【レザークラフト 道具紹介】革包丁研ぎガイドを自作してみた!

今回は革包丁を砥石で研ぐときに、角度を一定に保つためのガイドを自作したので紹介していきたいと思います。

角度を一定に保つ理由

まず革包丁を研ぐときに、角度を一定に保たなければいけない理由を説明します。

レザークラフトで使用される革包丁は片刃と呼ばれる刃物の一種で、角度の付いている面を『しのぎ面』といいます。

慣れていない人が革包丁を研ぐと、角度を一定に保てずに本来平面であるはずのしのぎ面が円弧状になってしまう場合があります。

しのぎ面が平面になっていない場合、裁断工程では切断面がまっすぐにならなかったり、漉き工程ではしのぎ面が安定して接地しないため一定の角度で漉くのが難しかったりします。

そのためしのぎ面を平面に仕上げるために角度を一定に保つ必要があるのです。

革包丁研ぎガイドの製作(失敗作)

刃研ぎガイドという商品があるので、購入して試してみたこともありました。

しかし、私が所持している革包丁は側面が平行ではないのでこのガイドではうまく固定できませんでした。

今では豆カンナの刃研ぎ用に活躍しているので無駄にはなっていませんが…

そこで、革包丁研ぎガイドを自作してみることにしました。

ホームセンターで使えるものはないかと探していると、小さめのキャスターを発見しました。

これは使えそうだと思い、早速購入しました。価格は350円程度でした。

あわせて有孔プレートとボルト・ナットも購入しました。(ゴム板も購入しましたが使用しませんでした。)

プレートにキャスターをアロンアルファで取り付けて、プレート2枚で革包丁を挟み込んで、ボルトナットで固定すれば完成!!

イイ感じの角度に革包丁を保ちながらスライドできる!!

これならうまくいきそうだと思い、さっそく研いでみました。

「キーーーーーー、キーーーーーー」と耳障りな音が…

キャスターのころに砥泥が詰まって回らなくなってしまいました。

その結果、砥石にもキャスターが通った箇所に溝ができてしまいました(涙)。

これは面直しに時間がかかりそう(涙)。

ということで、革包丁研ぎガイドの第1号は失敗に終わりました。

革包丁研ぎガイド改良

どこでもキャスターを使用した革包丁研ぎガイド第1号は見事に失敗に終わりました。

そこで問題だったキャスター部分を変更することにしました。

ころが球状だと砥泥を噛みこんでしまうため、円柱ローラーにすることが必須だということが前回の失敗からわかりました。

再びホームセンターに行って使えそうなものはないかと探していると、収納扉に取り付ける『ローラーキャッチ』というものを発見しました。

このローラー部分が使えそうだと思い、早速購入しました。

分解して、切断するととってもいい感じ!!

これをプレートの裏にアロンアルファで取り付けて完成です。

角度もいい感じです。

この革包丁研ぎガイド改良版で実際に研いでみました。

結果は…

ローラーもうまく回って、角度を一定に保ちながら研ぐことができました。

しのぎ面が均一に研げているのがわかりますでしょうか。

ということで革包丁研ぎガイドは第2号で無事成功を収めることができました。

まとめ

今回作成した革包丁研ぎガイドで使用した材料は以下の通りです。大体1000円ぐらいで揃うと思います。

  • 有孔プレート×2枚
  • ボルト(M8×15)×2本
  • ちょうナット(M8)×2個
  • ローラーキャッチ(小)

今回はローラーキャッチを切断して使ったので、少し手間がかかってしまうところが難点ですが、ひとまず革包丁をきれいに研げるようになりました。

もう少し簡単に作れる材料がないか引き続き考えていきたいと思います。

「こんな材料を使っているよ」「こんな方法でやっているよ」などコメントをいただけると嬉しいです。

革包丁を上手く研げずに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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